スタイロフォームにガラスクロスを積層すると簡単にモノコックシャーシーを作ることができます。 ケミテック で販売している発泡スチロール用樹脂を使用すると、スタイロフォームを溶かすことなく、 接着やFRPの積層を行なうことが可能です。 |
舟の形状を組めるようにスタイロフォームを切り出し、
発泡スチロール用樹脂で接着し、ノコギリやカッターで形状を削ります。 |
紙やすりで形状を整えます。 初めて作るので、段取りがわかりませんでしたが、削る部分には接着剤がつかないようにした方が作業が し易いです。 接着剤は硬く、スタイロフォームはやわらかいので、紙やすりをかけるとスタイロフォームばかり削れて デコボコになります。 舟形を組む段階は釘で仮留めするなど接着剤を使わない方法を用い、内面にクロスを貼って形状を固めて から釘を抜き、外側をきれいに磨き、次に外面にクロスを貼る段取りが良いと思います。 |
ガラスクロスを2プライ貼ります。今回は#210のクロスを使用しています。 フィーリングで積層したのですが、強度は十分なようです。 あまり荷重の掛からない部分は1プライでも十分な様です。脚を載せるだけのノーズ 部分などは1プライにしています。 |
乗った感じは、アルミのフレームの1号車よりも この2号車の方が剛性があるようです。 スタイロフォームは表面が粗いので、その部分に樹脂が染み込む分と、雌型を使わない積層なので、 外側にクロスの目が出てしまうため、その分余計に樹脂を塗らなければならないので、案外重い ものになってしまいました。 |
表はスタイロフォームの重量を測定したものです。(試験片にて) 単体とクロスを積層したものがありますが、クロスはスタイロフォームの両面に積層したときの結果です。 側面には貼っていません。 クロスの目がちょっと出てるくらいの樹脂の塗り方です。 仕上げまではしてません。 樹脂の塗り方で平均密度は変わると思います。 また、スタイロフォームは面の状態にバラツキがあるようなので、樹脂の染み込み方に影響が予想されます。 サーフボードは発泡スチロールのコア材にガラスクロスを積層して作っているので、この車両はサーフボード の親戚みたいなものでしょうか。 前一輪でオートバイみたいなので、サーフライダーと命名しました。 波乗りジョニー とはちがいます。 |